防災セットを揃える上で知っておきたい「一次避難」「二次避難」「在宅(自宅)避難」

防災セットを揃える上で知っておきたいのが「一次避難」「二次避難」「在宅(自宅)避難」です。

この3つの避難に合わせて防災セットを揃える事で、防災対策を高めることができます。

簡単に覚えておくだけで大丈夫ですので、是非参考にしてみて下さい。

 

 

一次避難

一次避難は、一刻も早く危険な場所から逃げる避難のことです。

生き残ることを優先した避難とも言えます。

例えば、地震で倒壊しかけている建物から脱出し、危険が少ない広い公園まで逃げるのが一次避難です。

一次避難を想定した防災グッズの場合、危険な場所から脱出するのに装備、1日程度生き残る食料や水が必要となります。

急いで逃げる上で邪魔にならないよう、必要最低限の内容物で、小型・軽量なものであることが望ましいです。

 

 

二次避難

二次避難は、安全が確保されている場所へ逃れる避難のことです。

生き残ることができたので、生き続けることを優先した避難になります。

例をあげると、地震で倒壊はしなかったものの、安全確保のため避難所に指定されている近くの学校に逃れるのが二次避難です。

災害の規模によりますが、大規模災害の場合は交通やライフラインが停止しているのはもちろん、自治体や各機関も混乱しています。

そのため、生活支援や食料や水の補給無しでも数日は程生き残る装備が必要となります。

また、いつ復旧するか分かりませんので、数日分の食料と水、衛生品、着替え等を多めに用意しておくのが望ましいです。

先ほどの一次避難が必要最低限の内容物、小型・軽量だったのに対し、二次避難を想定した防災グッズは内容物が増え、大型で重量となります。

 

 

在宅(自宅)避難

在宅(自宅)避難は、名前の通り自宅での避難になります。

ライフライン、交通、各機関が復旧するまで、支援や補給援助無しで生活する避難と思っておいた方がよいでしょう。

実際に大型地震が起きた時も、多くの被災者が自宅避難生活だったと言われています。

また、東京などでは在宅(自宅)避難が推奨されています。

人口が多い都市部に住んでいる人は、避難所生活よりも自宅避難生活になる可能性が高いと思われます。

被災規模にもよりますが、大規模被災の場合、7日ほど支援や補給援助が来ない危険性もあります。

そのため、約1週間程過ごせるだけの食料と水の備蓄、ゴミやトイレの処理を行える処理用品が必要となります。

 

 

一次、二次、在宅(自宅)避難ごとに揃えるのが理想

被災する事を想定した場合、一次避難用、二次避難用、在宅(自宅)避難用に防災グッズを揃えておくのが理想的です。

市販されている防災グッズは様々な被災状況、使用者層を想定しているため、一次避難用、二次避難用、在宅(自宅)避難用の内容物が混ざっている場合が多いです。

まったく防災グッズを用意していないよりかは良いですが、可能なら一次避難、二次避難、在宅(自宅)避難のどれを想定している防災グッズかを確認し、次避難用、二次避難用、在宅(自宅)避難用に防災グッズを揃えておくほうが良いと思います。

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